久しぶりに面白いアニメだったのでちょっとだけ。考察ではなく感想です。
僕は基本的にアニメを観るのに何かの理由がある…というか続編と南條さん関連しか観てないんですね。
というわけでブシロードの次世代コンテンツ、「少女歌劇レヴュースタァライト」を観ました。最近はすっかりブシロードに飼いならされているので…舞台は行ってませんけどね。

それでは本題。結論から言うと満点です。
あ、ネタバレも含みます。


内容は演劇学校に通う少女たちがトップスタァを目指して競い合う、というもので。キービジュアルの感じと1話Aパートを観ていてこれはラブライブ路線かなぁと思ってました。Bパートでレヴューといわれるバトルシーンが何の説明もなく突っ込まれます。そのまま日常+レビューを基本の構成として2話の純那から順に人物の掘り下げをしていきます。普通にキャラがいいのと面白かったのもありますが、とにかく作画が綺麗でしたね。このあたりは女の子が可愛いアニメを観るにあたってはかなり重要なポイントです。
話の流れが変わるのは7話。実はこの作品がループものであったことが明かされます。これまであまり目立っていなかったなな、だいぶ怖かったです。ホラーかと思った。8話のひかり回ではレヴューの謎について明らかになっていき、一気に物語が進んで行きます。7話・8話は個人的に一番好きな部分かも知れません。レヴュー曲も一番RE:CREATEが好みです。Star Divineの使い方もかっこよすぎてずるい。
こういう展開で途中から僕が気になっていたのは最終回の着地の仕方で、あまりに面白く進んでいるので風呂敷広げるだけ広げて収拾できなかったり尻すぼみになって物足りない着地になったりというのが不安に思っていましたが、それは結局杞憂でした。最終回12話もダイナミックで相変わらず意味がわからなくて、それでいて納得の内容だったと思います。最後はいい話に収まるだろうと思って観ていましたが途中何度かマジモンの悲劇なのかと思ってしまう部分があってかなり楽しめました。僕はその辺単純なので楽しめる性質なんです。

9人のキャラクターそれぞれに個人回があるのですが、その回で皆成長していることがはっきりと描かれているのがよかったと思います。かなりキャラクターごとの考えや動きが納得できるところまで掘り下げられていて、その個性が魅力的でした。

レヴュー曲はCDも買ってだいぶ聴きこみました。全部いいですが先述のとおりRE:CREATEの他、-Star Divine-フィナーレやThe Star Knowsあたりがお勧めです。OPはもちろん、EDにも演出力が入ってました。7話のインストだけや9話の歌詞が2番のところなんかは象徴的ですね。声質としてはじゅんななデュエットが一番好きです。

あとはやっぱりキリンでしょうか。決め台詞の「わかります」は今年の新語流行語大賞にもノミネートされました。僕の中ではね。最終回で視聴者と同じ立場であるかのような発言がありました。しかしレヴューの主催者という点からするとどうなんでしょうね。視聴者があってコンテンツが盛り上がるという意味なのかも知れませんが、僕はキリン=木谷だと理解しました。え、だって主催者だし楽しそうじゃないですか?わからない?わかります。


そんなわけでレヴュースタァライト、本当に楽しませてもらいました。今はスタリラを頑張っています。WSもカートン予約です。舞台まではどうかわかりませんが、これはまた大きなコンテンツになりそうですね。
木谷さんについていきます。