今期のアニメ感想に先駆けてMyGOの感想を書きます。
個別記事として感想を書くのは特別面白かったと思ったもののみなので実はかなり珍しいです。
アニメ通してかなり細かく仕掛けが施されていて、いくつか偶々見た考察や感想はなかなか感心するものばかりでしたが、僕はいつもどおりかなり薄っぺらい感想しか書かないのでその辺は期待しないでおいてください。
とりあえず今作全体を通して感じたこととしては、バンドリとしてこういうのをやりたかったんだろうなというところです。
ここまで1期~3期や映画でバンドリシリーズのアニメは内容の割に評価を得られていなかった印象があって、バンドリを好きな人たちの間で完結している感覚がありました。僕としてはいずれもかなりアニメとして面白い仕上がりになっていると感じていましたが、一方で主要バンドだけでもガルパに実装されているキャラだけで40キャラになり、他の大型シリーズ同様新規が入りづらい環境ができあがっていることも理解しています。その点2期と3期は内容を崩さず既存のファンに喜んでもらえるよう色々なキャラクターを配置していてシンプルに上手だなと感じています。
そのなかで今作は半端に媚びずにこれだ!っていうものを出してきました。
バンドリというシリーズ自体、常に革新を求めてコンテンツを拡大してきました。
こういうソシャゲを軸(アニメ発ですがストーリー量から言ってももうガルパが軸でしょう)としているアニメってどうしても内容が薄いという偏見をもたれがち(僕だけ?)ですが、6周年を迎えた今年には2回目の進級をこなしており、気付けば高校1年生で結成したバンドが次の進路に悩んでいます。キャラクターの成長をかなり丁寧に描いているところが今のガルパが支持されている要因のひとつだというのは間違いないと思います。
ゲーム性、シナリオ、コンテンツとしての挑戦、いずれもバンドリは最前線に立ち続けようとしてきた作品なんです。
リアルバンドとしても初期のポピパ、Roseliaに加え、リアルバンド発のRAS、ほとんどガルパ発のモニカ、バンドリプロジェクトの名前は外れましたがアルゴナビスがこれまで飛び立ってきました。
今回のMyGOはボーカル、ギター×2、ベース、ドラムとこれまでのバンドと比べてもシンプルな構成であり、プロモーションの仕方からもキャラと3次元ライブの一体感を高めることが意識されていたように思います。
原点に返るというか、ここまでプロのプレイヤーが入ることが多かったリアルバンドに対して全員が本業声優で勝負している点も、個人的には「新時代を作ろう」という意気込みの表れだと認識しました。
どこかのインタビューで「バンドリ!」シリーズがシリーズとして継続していけるようなコンテンツになったらいいみたいなのを読んだ気がしますが(気のせいだったらすみませんね)、まさにそのための脱ポピパじゃないですけど、核となるバンドなんじゃないかなと勝手に期待しています。
そんなMyGOが満を持してのアニメ化、アニメ前の広告の打ち方や初回3話一挙放送(ブシロードは社を挙げて売り出したD4DJのアニメで初回放送をずらして失敗していたので、その教訓を生かして今回の初回放送を企画できたのは素晴らしいと思います)からも個人的には大いに期待していましたが…
期待を遥かに上回るできでした。
今作は1期のキャッチフレーズであった「キラキラドキドキ」を封印して「ドロドロぐちゃぐちゃ」と表現されていたように、非常にキャラクターの感情をリアルに描ききっています。
ガルパをやっていない人たちからすると「予想外の内容!面白い!」となったようですが、結構ガルパのストーリーって過程はしんどいというか、節目の章なんかは簡単にバラバラになったり亀裂が入るのが当たり前で(そもそも1期も結成でほぼ丸々使うし2期3期も絆ブレイクしそうなところまでは行くのですが香澄だから重たくなりすぎずに済んでいたような気もします)、そこからするとなんというかシリーズとしての「本領発揮」だなぁ…とぼんやり感じていました。
…まとまらない上にえらく回り道しましたが、そろそろアニメの内容そのものに行こうと思います。すみません。読みづらくてすみません。
まず一挙放送した3話まで。
これ、マジで英断だと思います。
序盤のストーリーは愛音が引っ張るのですが、わかりやすく薄っぺらいキャラクター性で共感というよりは反感を買うであろうタイプ。燈は何を考えているかよくわからないし立希は当たりが強くて口が悪いしそよも個性が見えない、楽奈はそもそもほぼ出てこない(ひなぴよ~?
つまり1話からこのキャラ良いな!みたいなのってたぶんないと思います。祥子くらいじゃないか?
構成的にはいきなり前バンドの解散から始まってということで面白い始まり方になっていますが、これも3話分の尺がある前提で作られているからだと思いますし、3話一挙の試み自体間違いなくプラスになっているように感じます。
特にその3話目が燈視点での話となっていて、いまいち掴めなかった燈の人となりがしっかり描かれています。
ガルパのシナリオだといくらでも心象は文字にできますが、アニメならではの展開で感情移入させる素晴らしい構成だと思います。少なくとも僕は3話、かなり好きです。
ちなみにガルパのイベントにて現在MyGOのイベントが開催されておりストーリーがアニメに沿ったものなのですが、めちゃめちゃ力入れて演出されてるのでアニメの後に素晴らしい補完となっています。
…こっからというところですが、ふと気付いたらすでに2000字以上書いているしこのまま書き進めてもいいんですけど一旦切って前編としようと思います。
きっと早いうちに書きます。来シーズンそのまま再放送をやるらしいので、まだの人は配信でもテレビでも観ていただけたら幸いです。
ライトな話をするとRoseliaやパスパレの卒業後が描かれるのは嬉しいですね。
こういう繋がり方は好きなのでバンドリやっぱりおもしれーコンテンツって思います。
個別記事として感想を書くのは特別面白かったと思ったもののみなので実はかなり珍しいです。
アニメ通してかなり細かく仕掛けが施されていて、いくつか偶々見た考察や感想はなかなか感心するものばかりでしたが、僕はいつもどおりかなり薄っぺらい感想しか書かないのでその辺は期待しないでおいてください。
とりあえず今作全体を通して感じたこととしては、バンドリとしてこういうのをやりたかったんだろうなというところです。
ここまで1期~3期や映画でバンドリシリーズのアニメは内容の割に評価を得られていなかった印象があって、バンドリを好きな人たちの間で完結している感覚がありました。僕としてはいずれもかなりアニメとして面白い仕上がりになっていると感じていましたが、一方で主要バンドだけでもガルパに実装されているキャラだけで40キャラになり、他の大型シリーズ同様新規が入りづらい環境ができあがっていることも理解しています。その点2期と3期は内容を崩さず既存のファンに喜んでもらえるよう色々なキャラクターを配置していてシンプルに上手だなと感じています。
そのなかで今作は半端に媚びずにこれだ!っていうものを出してきました。
バンドリというシリーズ自体、常に革新を求めてコンテンツを拡大してきました。
こういうソシャゲを軸(アニメ発ですがストーリー量から言ってももうガルパが軸でしょう)としているアニメってどうしても内容が薄いという偏見をもたれがち(僕だけ?)ですが、6周年を迎えた今年には2回目の進級をこなしており、気付けば高校1年生で結成したバンドが次の進路に悩んでいます。キャラクターの成長をかなり丁寧に描いているところが今のガルパが支持されている要因のひとつだというのは間違いないと思います。
ゲーム性、シナリオ、コンテンツとしての挑戦、いずれもバンドリは最前線に立ち続けようとしてきた作品なんです。
リアルバンドとしても初期のポピパ、Roseliaに加え、リアルバンド発のRAS、ほとんどガルパ発のモニカ、バンドリプロジェクトの名前は外れましたがアルゴナビスがこれまで飛び立ってきました。
今回のMyGOはボーカル、ギター×2、ベース、ドラムとこれまでのバンドと比べてもシンプルな構成であり、プロモーションの仕方からもキャラと3次元ライブの一体感を高めることが意識されていたように思います。
原点に返るというか、ここまでプロのプレイヤーが入ることが多かったリアルバンドに対して全員が本業声優で勝負している点も、個人的には「新時代を作ろう」という意気込みの表れだと認識しました。
どこかのインタビューで「バンドリ!」シリーズがシリーズとして継続していけるようなコンテンツになったらいいみたいなのを読んだ気がしますが(気のせいだったらすみませんね)、まさにそのための脱ポピパじゃないですけど、核となるバンドなんじゃないかなと勝手に期待しています。
そんなMyGOが満を持してのアニメ化、アニメ前の広告の打ち方や初回3話一挙放送(ブシロードは社を挙げて売り出したD4DJのアニメで初回放送をずらして失敗していたので、その教訓を生かして今回の初回放送を企画できたのは素晴らしいと思います)からも個人的には大いに期待していましたが…
期待を遥かに上回るできでした。
今作は1期のキャッチフレーズであった「キラキラドキドキ」を封印して「ドロドロぐちゃぐちゃ」と表現されていたように、非常にキャラクターの感情をリアルに描ききっています。
ガルパをやっていない人たちからすると「予想外の内容!面白い!」となったようですが、結構ガルパのストーリーって過程はしんどいというか、節目の章なんかは簡単にバラバラになったり亀裂が入るのが当たり前で(そもそも1期も結成でほぼ丸々使うし2期3期も絆ブレイクしそうなところまでは行くのですが香澄だから重たくなりすぎずに済んでいたような気もします)、そこからするとなんというかシリーズとしての「本領発揮」だなぁ…とぼんやり感じていました。
…まとまらない上にえらく回り道しましたが、そろそろアニメの内容そのものに行こうと思います。すみません。読みづらくてすみません。
まず一挙放送した3話まで。
これ、マジで英断だと思います。
序盤のストーリーは愛音が引っ張るのですが、わかりやすく薄っぺらいキャラクター性で共感というよりは反感を買うであろうタイプ。燈は何を考えているかよくわからないし立希は当たりが強くて口が悪いしそよも個性が見えない、楽奈はそもそもほぼ出てこない(ひなぴよ~?
つまり1話からこのキャラ良いな!みたいなのってたぶんないと思います。祥子くらいじゃないか?
構成的にはいきなり前バンドの解散から始まってということで面白い始まり方になっていますが、これも3話分の尺がある前提で作られているからだと思いますし、3話一挙の試み自体間違いなくプラスになっているように感じます。
特にその3話目が燈視点での話となっていて、いまいち掴めなかった燈の人となりがしっかり描かれています。
ガルパのシナリオだといくらでも心象は文字にできますが、アニメならではの展開で感情移入させる素晴らしい構成だと思います。少なくとも僕は3話、かなり好きです。
ちなみにガルパのイベントにて現在MyGOのイベントが開催されておりストーリーがアニメに沿ったものなのですが、めちゃめちゃ力入れて演出されてるのでアニメの後に素晴らしい補完となっています。
…こっからというところですが、ふと気付いたらすでに2000字以上書いているしこのまま書き進めてもいいんですけど一旦切って前編としようと思います。
きっと早いうちに書きます。来シーズンそのまま再放送をやるらしいので、まだの人は配信でもテレビでも観ていただけたら幸いです。
ライトな話をするとRoseliaやパスパレの卒業後が描かれるのは嬉しいですね。
こういう繋がり方は好きなのでバンドリやっぱりおもしれーコンテンツって思います。